3本の矢とは?

Q:最近あちこちで話題になっている「アベノミクス」とは何ですか?

A:安倍政権が打ち出した経済政策を表す言葉です。安倍主張が「3本の矢」と呼ぶ、金融緩和、財政政策、成長戦略という3つの政策の組み合わせからなっています。

Q:アベノミクスの目的は何ですか?

A:物価が下がり続ける「デフレ」を解消して、経済を活性化することです。

Q:デフレだとどうして困るのですか?

A:物価が下がれば、モノが買いやすくなって一見よいことのように思えますが、経済全体を見渡せば物価だけでなく、企業の売上や賃金なども減ります。経済のパイが小さくなる弊害の方が大きいのです。安倍首相は脱デフレを目指すアベノミクスでは金融緩和を「1本目の矢」としています。

Q:金融緩和って何ですか?

A:日銀が世の中に出回るお金の量を増やし、企業や個人がお金を借りやすくすることです。そうすれば企業が工場を新しく造ったり、個人が消費を増やし足りして、経済が活発になり最終的にモノの値段が上がる可能性があります。

日銀は白川ちゃんが主導する体制でも金融緩和を続けていましたが、安倍首相はデフレを脱却するためには従来のやり方では不十分だと主張しました。安倍首相の意向を受けて、日銀は今年1月、消費者物価指数(CPI)が前年比2%上昇するまで金融緩和を進めることを約束する物価上昇率目標(インフレ目標)を設けました。

Q:日銀は目標達成のためにどんな政策をとっているのですか?

A:3月に就任した黒田ちゃんは、2%の物価上昇を2年程度で達成すると約束し、世の中に供給するお金の量を増やす「マネタリーベース」を2倍に増やすと決めました。ただ物価が上がっても賃金が上がらなければ、生活実感は苦しくなります。金融緩和を起点に消費が増え企業が投資を増やせば賃金も増えるはず。アベノミクスはこんなシナリオを示しますが、その道筋はまだ不透明です。

Q:「2本目の矢」の財政政策とは?

A:災害に強いインフラ整備など、公共事業を増やす政策などが軸になります。日銀が金融緩和でお金を供給しても、企業などがお金を必要としなければ、世の中にお金が流れていきません。そこで、まず政府が財政支出で需要を生み出し、景気回復の呼び水にする狙いがあります。

公共事業は一時的に景気を上向かせるものの、将来の需要を先食いしているだけとの見方もあります。日本の財政事情は主要国のなかで突出して悪いため、中長期では財政健全化に向けた取り組みも欠かせません。

Q:「3本の矢」の成長戦略とはどんなものですか?

A:規制緩和で新産業を創出したり女性が働きやすくする環境を整えたりするなど、日本がこれから取り組んでいく課題です。農業の再生策も重要な課題で、6月に取りまとめる予定です。金融・財政政策に比べ効果が出るまで時間がかかりますが、日本の経済活性化のカギを握るもっとも重要な政策です。


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